特徴等
東京女子大学は、キリスト教主義に基づき高い知性と自由な精神を育む女子高等教育を目指して大正7年(1918)に創立された大学で、新渡戸稲造が初代学長である。武蔵野の面影を残す杉並区善福寺のキャンパスに建つ歴史的建造物群は、いずれもアントニン・レーモンドの設計によるもので、端麗清楚なたたずまいで学生たちを見守っている。
本館は校舎ゾーンの中心的建造物で、正門と相対する軸線上にある。鉄筋コンクリート造でありながら、深い軒を有し瓦屋根をのせた構成は、武蔵野の日本家屋をイメージしたものといわれる。長く図書館として利用され、現在は創立90周年を機に開設された新渡戸記念室がある。白亜の壁には「QUAECUNQUE SUNT VERA(すべて真実なこと)」の標語が刻まれている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/現地の説明板(東京都生活文化局)/本校HP
2005-8-19
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東京女子大学本館
(撮影:2004-4)
東京女子大学本館
(撮影:2004-4)
   東京都の登録文化財建造物    2018-8-13 現在
       
       
       
       
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番号-名称 年 代   構造等
035 東京女子大学
本館
昭和6年
(1931)
鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建、一部瓦葺、建築面積1015㎡
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