番号・名称 年 代   構造等
28 白峯寺十三重塔 (1) (東塔) 弘安元年
(1278)
石造十三重塔 (相輪を除く)
弘安元年亥寅の刻銘がある
29 白峯寺十三重塔 (2) (西塔) 元亨4年
(1324) 
石造十三重塔 (相輪を除く) 
元亨四□の刻銘がある
特徴等
白峯寺 (しらみねじ) は弘法・智証大師によって開基されたと伝えられる古刹で、古来霊山として広く信仰を集めてきた。四国八十八ヵ所の第八十一番札所でもあり、香川間の霊峰・五色台の最も西よりの白峯 (標高377m) に位置している。
十三重塔は参道の右側に並んで建つ2基の石塔で、源頼朝が崇徳天皇菩提の為に建てた供養塔と伝えられている。東塔は総高5.95m、弘安元年(1278)の刻銘があり、花崗岩製で、壇上積基壇の上に各層を積み重ね、初重軸部の四方に金剛界四仏の種子 (しゅじ/仏・菩薩を標示する梵字) を刻む。西塔は総高5.62m、元亨4年(1324)の刻銘があり、凝灰岩製で、板石を組み合わせた基壇の上に各層を積み重ね、基壇から七重までの内部を空洞とし、塔身の種子も刻んだ珍しいものである。
参考資料:現地の説明板/国指定文化財等DB(文化庁)
2010-5-22
       
       
       
       

手前:(1)東塔 奥:(2)西塔
白峯寺十三重塔 (撮影:2010-5)
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    香川県の重要文化財建造物         2018-1-7 現在