特徴等
松城家住宅は、江戸後期から主に廻船業を営んで財をなした松城家の居宅で、良港として知られる西伊豆の戸田にある。明治6年(1873)建造の主屋をはじめ、同時期の建築とみられているミセなど7棟が重要文化財に指定され、往年の屋敷構えを今に伝えている。
東土蔵は切妻造、桟瓦葺の土蔵で、敷地の東南角に南北棟として建っている。西面中央はに両開黒漆喰塗扉付の戸口を設け、庇をつける。外壁は白漆喰塗に海鼠壁とする。
北土蔵は切妻造、桟瓦葺の二階建土蔵で、主屋の北に東西棟として建っている。南面二箇所に石段と戸口を設け、外壁は白漆喰塗に海鼠壁とする。
文庫蔵は切妻造、桟瓦葺の土蔵で、外壁は白漆喰塗に海鼠壁とする。主屋の北西に建ち、東に蔵前を設けその南面を主屋に接続する。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/広報ぬまづ(2006.08.15号)
2018-6-22
番号・棟 名 年 代   構造等
名称:松城家住宅
66 東土蔵 明治6年(1873)頃 土蔵造、建築面積39.7㎡、二階建、西面庇付、桟瓦葺
67 北土蔵 明治6年(1873)頃 土蔵造、建築面積32.2㎡、二階建、桟瓦葺
68 文庫蔵 明治6年(1873)頃 土蔵造、建築面積16.5㎡、二階建、東面蔵前附属、桟瓦葺、蔵前南面主屋に接続
松城家住宅東土蔵 (撮影:2007-4) 松城家住宅東土蔵 (撮影:2007-4)
       
       
       
       
リストに戻る
リストに戻る
松城家住宅北土蔵 (撮影:2007-4) 松城家住宅文庫蔵 (撮影:2007-4)
    静岡県の重要文化財建造物       2018-1-14 現在