三嶋大社本殿、幣殿及び拝殿
(撮影:2002-11)
三嶋大社 社頭風景
(撮影:2006-2)
特徴等
三嶋大社は、東海道に面し、また下田街道の起点という交通の要衝に鎮座し、伊豆諸島三宅島を起源とすると伝わる社である。鎌倉時代以降,篤い崇敬を受け、江戸時代初期に今日の境内基盤を整えたとされる。
現在の社殿は、安政元年(1854)の東海大地震後、慶応三年(1867)に再建されたもので、本殿,幣殿及び拝殿からなる権現造の複合社殿である。拝殿は桁行七間、梁間四間、入母屋造で、正面を千鳥破風で飾り、三間の向拝を設けて軒唐破風を付ける壮麗な社殿で、背後に幣殿、本殿と続く。社殿は各部の形式や細工に趣向を凝らし、また、上質な欅を用い、素木の美しさと、要所に彫刻を配した華やかさを備えている。江戸時代末期の装飾豊かな複合社殿建築として、高い価値が認められている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/三嶋大社HP
2006-3-29
       
       
       
       
三嶋大社本殿、幣殿及び拝殿
(撮影:2006-2)
三嶋大社本殿、幣殿及び拝殿
(撮影:2002-11)
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番号・棟 名 年 代   構造等
51 三嶋大社 本殿、
幣殿及び拝殿
慶応3年
(1867)
本殿:三間社流造、銅板葺 幣殿:桁行三間、梁間一間、一重、両下造、銅板葺 拝殿:桁行七間、梁間四間、一重、入母屋造、正面千鳥破風付、向拝三間、軒唐破風付、銅板葺
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