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特徴等
旧岩科学校校舎は、西伊豆松崎町の東南部、岩科川の右岸に位置する岩科小学校に隣接して建っている。建物は左右対称で、正面の棟が2階建、左右に平屋建の棟を前方に突き出してコの字形の平面構成としている。建築様式は海鼠壁を用いた和風を基調としつつ、玄関の車寄せの上をバルコニーとし、窓をアーチ形にするなど、洋風意匠を随所に取り入れたいわゆる擬洋風建築である。階上の日本間・西の間の欄間に描かれた「千羽鶴」は名工入江長八の傑作として知られている。竣工は日米和親条約により下田が開港してから26年後の明治13年(1880)で、変革を目指す地域の熱意に支えられて建築費の4割余が寄付で賄われたという。
参考資料:岩科学校案内リーフレット/松崎町役場HP
2006-12-30
旧岩科学校校舎 (撮影:2006-12) 旧岩科学校校舎 (撮影:2006-12)
番号・棟 名 年 代   構造等
51 旧岩科学校校舎 明治13年(1880) 木造、建築面積436.2m2、二階建、両翼一階建、背面下屋付、桟瓦葺
旧岩科学校校舎 (撮影:2006-12) 旧岩科学校校舎 (撮影:2006-12)
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旧岩科学校校舎 (撮影:2006-12) 旧岩科学校校舎 (撮影:2006-12)
       
       
       
       
    静岡県の重要文化財建造物       2018-1-14 現在