特徴等
神部神社、浅間神社及び大歳御祖神社の3本社は、総称して静岡浅間神社と呼ばれ、古来多くの崇敬を集めているが、境内にはほかに、麓山神社・八千戈神社・少彦名神社・玉鉾神社の4境内社が祀られている。
八千戈神社は本社の南側に位置し、主祭神として八千戈命(神部神社大己貴命の荒御魂神)を祀り、開運の神として信仰されている。
本殿は桁行三間・梁間四間規模、入母屋造、銅瓦葺で、朱漆塗極彩色が施されている。蟇股には二十四孝を題材とした彫刻が付けられ、立川流の円熟した技を見ることが出来る。当神社の造営は御本社に次いで行われ、本殿中・両社本殿に次ぐ大きさである。
中門は一間一戸、本瓦形銅板葺の平唐門で、南透塀及び北透塀はいずれも折曲り延長十間、本瓦形銅板葺である。
参考資料:静岡浅間神社HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2018-6-20
リストに戻る
番号 棟 名 年 代   構造等
神部神社浅間神社八千戈神社(やちほこじんじゃ)   
19 本殿 天保9年(1838) 桁行三間、梁間四間、一重、入母屋造、正面千鳥破風付、向拝三間、軒唐破風付、本瓦形銅板葺
20 中門 天保9年(1838) 一間一戸平唐門、本瓦形銅板
21 南透塀  天保9年(1838) 折曲り延長十間、本瓦形銅板葺
 22 北透塀 天保9年(1838) 折曲り延長十間、本瓦形銅板葺
神部神社浅間神社八千戈神社
本殿-中門-南北透塀 (撮影:2007-3)
神部神社浅間神社八千戈神社
本殿-中門-南北透塀 (撮影:2007-3)
リストに戻る
       
       
       
       
    静岡県の重要文化財建造物       2018-1-14 現在