番号-名称 年 代   構造等
061 新井旅館
水蔵
昭和18年
(1943)
鉄筋コンクリート造平屋建、建築面積20㎡
特徴等
新井旅館は、桂川沿いに位置する伊豆修善寺温泉を代表する温泉旅館である。明治5年(1872)の創業で、岡本綺堂や高浜虚子など多くの文人墨客が訪れた宿としても有名である。明治から昭和初期にかけて建築されてきた15棟の建物が登録文化財になっており、数奇屋造を基調とする情緒溢れる客室が投宿客にくつろぎを与えている。
水蔵は昭和18年(1943)に太平洋戦争の戦火から数々の芸術作品を守るために建てられた蔵で、敷地北面の道路沿い、「観音堂」の東に隣接して建っている。半地下形式の鉄筋コンクリート造陸屋根の建物で、周囲に70cm幅の石積みの堀を回す。万一の場合、堀に水を引き入れて収蔵品を守ろうというユニークなものである。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/新井旅館案内パンフレット/新井旅館ホームページ
2006-4-4
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新井旅館水蔵 (撮影:2006-2) 新井旅館水蔵 (撮影:2006-2)
       
       
       
       
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    静岡県の登録文化財建造物       2018-12-22現在
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