特徴等 |
新井旅館は、桂川沿いに位置する伊豆修善寺温泉を代表する温泉旅館である。明治5年(1872)の創業で、岡本綺堂や高浜虚子など多くの文人墨客が訪れた宿としても有名である。明治から昭和初期にかけて建築されてきた15棟の建物が登録文化財になっており、数奇屋造を基調とする情緒溢れる客室が投宿客にくつろぎを与えている。 霞の棟は、明治41年(1908)に建築された木造3階建の客室棟で、「雪の棟」の南方に位置し、南に桂川を臨む。1階は半地下の宴会場、2階3階客室構成の建物で、瓦葺入母屋屋根の妻を塗込め、真壁造りの外観とする。客室は、赤松の芯去り材の極上物で造られ、随所に優れた木工技術と用材の妙を見ることができる。桂川の清流に沿って並ぶ4棟の和風建築のうち、上流から3番目の建物である。 参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/新井旅館案内パンフレット/新井旅館HP 2006-4-4 |
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新井旅館霞の棟 (撮影:2006-2) |
新井旅館霞の棟 (撮影:2006-2) | 新井旅館霞の棟 (撮影:2006-2) |
番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
058 新井旅館 霞の棟 |
明治41年 (1906) |
木造3階建、瓦葺、建築面積170㎡ |
静岡県の登録文化財建造物 2018-12-22現在 |