番号・名称 年 代   構造等
124 片倉館
浴場
昭和3年
(1928)
鉄筋コンクリート造、建築面積649.70平方メートル、2階建、地下1階、一部3階、切妻造、妻入、正面玄関及び八角塔屋附属、八角換気塔2所付、スレート葺
片倉館浴場 (撮影:2000-7) 片倉館浴場 (撮影:2002-11)
       
       
       
       
       
       
       
       
リストに戻る
    長野県の重要文化財建造物     2018-1-26 現在
       
       
       
       
リストに戻る
特徴等
片倉館は、諏訪湖周辺を本拠地として絹糸の製造を行った片倉製糸紡績(株)の創業家である片倉家が、公共の福利厚生施設として私財を投じて建設したもので、諏訪湖東岸に広がる温泉街の中心部に位置している。施設は浴場、会館、及び両者をつなぐ渡廊下からなり、意匠の独創性や、実業家が建設した最初期の公共の厚生施設であることに高い歴史的価値が認められている。
浴場は、急勾配の切妻屋根とタイル張の外壁とし、要所に尖塔をたてるなど変化に富んだ外観になる。また、内部は千人風呂とよばれる大浴室を中心にステインドグラスや彫像などで華やかに飾られ、豪奢で楽しい雰囲気である。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/片倉館HP
2018-7-23
片倉館浴場 (撮影:2002-11)