番 号 名 称  年 代   構造等
008 旧松本区裁判所 庁舎  明治41年(1908) 木造、桟瓦葺一部鉄板葺、建築面積742.18㎡
特徴等
旧松本区裁判所庁舎は、明治41年(1908)にに松本城の二の丸御殿跡に建築され、昭和57年(1982)に現在地の「松本市歴史の里」に移築された。わが国では明治から大正にかけて各地で裁判所の整備が進められ、主要都市では煉瓦造による洋風建築、地方では和風を基本とした和洋折衷建築が一般的であった。この庁舎は後者の例で、両端に翼部を付けた左右対称の立面とし、中央に車寄を構え、切石積基礎の上に建つ。屋根は入母屋造を基本とし、外壁は真壁造としてガラス窓を付ける。明治期の最も完成度の和風の裁判所の遺例として、高い歴史的価値が認められている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/現地の説明板
2019-1-13

正門
旧松本区裁判所庁舎 (撮影:2009-4)
       
       
       
       
旧松本区裁判所庁舎 (撮影:2009-4) 旧松本区裁判所庁舎 (撮影:2009-4)
       
       
       
       
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    長野県の重要文化財建造物           2018-1-26 現在
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