特徴等
山田旅館は、大町市と糸魚川市を結ぶ国道148号線の小谷温泉口から約11km東に進んだ山峡にある小谷温泉の老舗旅館である。敷地内の6棟の建築物(本館、浴室、新館、前土蔵、新土蔵及び薬師堂)が登録文化財になっており、古来多くの湯治客に親しまれてきた温泉旅館の風情を今に伝えている。
前土蔵は土蔵造平屋建、鉄板葺、置屋根形式の土蔵で、本館の西側に南北棟として建っている。東面を正面とし、7本の柱で支えた土庇を設けて2戸前とする。外壁は両側面と背面は腰を押縁下見、上部を白漆喰塗とし、土庇の柱上部や桁も漆喰で塗廻す。棟木墨書から明治18年(1885)の建築であることが判っている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/長野県の文化財(制作:(財)八十二文化財団)
2006-9-21
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1868-1911改造
    長野県の登録文化財建造物      2018-12-27 現在
番号-名称 年 代   構造等
497 山田旅館前土蔵 明治18年
(1885)
土蔵造平屋建、鉄板葺、建築面積54㎡
山田旅館前土蔵 (撮影:2006-8) 山田旅館前土蔵 (撮影:2006-8)
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山田旅館前土蔵 (撮影:2006-8)