特徴等
この博物館は、江戸中期より続く北信濃屈指の豪商・田中家の邸宅を博物館としたもので、代々の生活に使用された品々(衣裳、漆器、陶磁器、書画等々)が展示されている。建物の主要部は明治3年(1870)の須坂騒動(一揆)による火災後の再建になるもので、広大な敷地の内外に配された20棟の建造物が登録文化財になっており、須坂・穀町の歴史的景観を今に伝えている。
内塀及び門は、味噌蔵南から細道に沿って東に延びる折れ曲がり延長約40m、真壁造の塀である。壁は荒壁で、桟瓦葺の小屋根がかかり、中ほどに塀中門、水車蔵南に桟瓦葺の棟門が設けられている。邸宅内の景観を整える構成要素で、客殿の北に広がる大庭園と北辺に連続する土蔵群とを隔てる役割を担っている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/長野県の文化財(八十二文化財団HP)
2006-9-22
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田中本家博物館内塀及び門
(撮影:2005-2)
田中本家博物館内塀及び門
(撮影:2005-2)
       
       
       
       
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1868-1911改造
    長野県の登録文化財建造物     2018-12-27 現在
番号-名称 年 代   構造等
397 田中本家博物館
内塀及び門
明治(1868
-1911)初期
木造、瓦葺、延長40m
田中本家博物館内塀及び門
(撮影:2000-3)
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