特徴等
この建物は大正6年(1917)に上田蚕種株式会社の事務棟として建設されたもので、上田市街地の中央部、JR上田駅の1kmほど東方に位置している。太平洋戦争中には軍需工場に転用されたが、昭和27年(1952)から蚕種生産を再開した。外壁が下見板張、2階建の洋風建築で、開口部の多い開放的なつくりである。建物正面は左右対称で、正面玄関と左右の通用口の庇や2階の窓のペディメントがアクセントになっている。おなじく有形文化財として登録されている信州大学繊維学部講堂(旧上田蚕糸専門学校講堂)とともに、「蚕都上田」の繁栄と歴史を今に伝える遺構である。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/現地の説明板(文化庁/長野県教育委員会/上田市教育委員会)
2006-8-31
上田養蚕協業組合事務棟
(撮影:2004-5)
上田養蚕協業組合事務棟
(撮影:2004-5)
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1868-1911改造
    長野県の登録文化財建造物     2018-12-27 現在
番号-名称 年 代   構造等
338 上田蚕種協業組合
事務棟
大正6年
(1917)頃
木造2階建、瓦葺、建築面積764㎡
上田養蚕協業組合事務棟
(撮影:2004-5)
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