特徴等 |
安政5年(1858)に日英修好通商条約が締結された後、長崎は開港場として自由貿易が開始され、英国領事館が開かれて外交事務が始められた。この旧領事館は、在上海の英国技師ウィリアム・コーワンの設計によって明治40年(1907)に建設され、昭和17年(1942)頃まで使用された。煉瓦塀や石塀で囲まれた敷地内に本館、職員住宅、附属屋などの主要施設が残されており、開国に始まるわが国近代化の歩みの一端を今に伝えている。 本館は煉瓦造、2階建、鉄板葺 (一部銅板及び桟瓦葺) で、1・2階とも周囲にヴェランダを巡らし、正面二階にはイオニア式の柱を立てるなどして正面性を強調している。1階は事務室、2階は領事住宅として使用されていた。 参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/長崎県HP/長崎市HP 2018-5-16 |
番 号 | 名 称 | 年 代 | 構造等 |
015 | 旧長崎英国領事館 本館 |
明治40年 (1907) |
煉瓦造、建築面積465㎡、2階建、鉄板葺、一部銅板及び桟瓦葺 |
長崎県の重要文化財建造物 2017-12-30 現在 |