番 号 | 名 称 | 年 代 | 構造等 |
009 | 旧香港上海銀行 長崎支店 |
明治37年 (1904) |
煉瓦及び石造、建築面積364㎡、3階建、桟瓦葺 |
特徴等 |
香港上海銀行は明治25年(1892)に長崎に支店を開設し、貿易商を主な取引先として外国為替や外貨の売買を主要業務とした。この建物は、田菊太郎の設計によって明治37年(1904)に完成した洋風銀行建築で、昭和6年(1931)に支店が閉鎖されたあと警察関係の庁舎などとして用いられたが、現在は同支店の記念館として多目的に利用されている。建物は煉瓦造、3階建で、1階部分をアーケードとして出入口を設け、2、3階部分を通してコリント式の円柱を建てた大オーダーとし、上に切妻破風をあげている。正面のデザインをこらした重厚なたたずまいで、近代日本の歩みの一端を今に伝えている。 参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/長崎県HP/長崎市HP 2018-5-16 |
長崎県の重要文化財建造物 2017-12-30 現在 |