特徴等
佐竹寺は寛和元年(985)の開山と伝えられ、当初は稲村神社の北の洞崎の峰にあり観音寺と称したという。天文12年(1543)兵火によって焼失し、同15年に現在地に再建された。本堂は茅葺、寄棟造で、周囲にこけら葺の裳階を廻らし、正面中央に唐破風を付けている。正面の火頭窓、柱の海老虹梁や組物などに、桃山時代建築の先駆としての様式が見られる。
参考資料:現地の説明板(常陸太田市)/国指定文化財等DB(文化庁)/いばらきの文化財(茨城県教育委員会HP)
2006-10-16
佐竹寺本堂 (撮影:2006-9) 佐竹寺本堂 (撮影:2006-9)
佐竹寺本堂 (撮影:2006-9) 佐竹寺本堂 (撮影:2006-9)
       
       
       
       
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番号・名称 年 代   構造等
43 佐竹寺本堂 室町後期
(1467-1572)
桁行五間、梁間五間、一重もこし付、寄棟造、茅葺、もこし正面中央一間唐破風付、こけら葺
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    茨城県の重要文化財建造物       2017-12-14 現在