特徴等
鹿島神宮は、社伝によれば神武天皇即位の年(皇紀元年=西暦紀元前660年)の創建とされる古社で、古来多くの参詣客を集めてきた。鹿島台地の森にあり、本殿・石の間・幣殿・拝殿のほか、摂社奥宮本殿、楼門及び仮殿が重要文化財に指定されている。
本殿・石の間・幣殿・拝殿は楼門を入った右側にある社殿で、元和5年(1619年)に2代将軍徳川秀忠が奉納したものである。拝殿の後方に幣殿を建て、その後方に石敷きの石の間と呼ばれる渡り廊を隔てて本殿に接続している。本殿は三間社流造、正面に一間の向拝を付している。石の間は桁行二間、梁間一間、幣殿は桁行二間、梁間一間である。いずれも、幕府の大棟梁鈴木長次の手によるものである。
参考資料:現地の説明板/鹿島神宮案内リーフレット/いばらきの文化財(茨城県教育委員会HP)
2006-10-17
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    茨城県の重要文化財建造物       2017-12-14 現在
番号・名称 年 代   構造等
鹿島神宮
32 本殿 元和5年(1619)   三間社流造、向拝一間、檜皮葺
33 石の間  元和5年(1619)  桁行二間、梁間一間、一重、切妻造、前面幣殿に接続、檜皮葺
34 幣殿  元和5年(1619)   桁行二間、梁間一間、一重、切妻造、前面拝殿に接続、檜皮葺 
鹿島神宮本殿・石の間・幣殿
(撮影:2006-9)
鹿島神宮本殿・石の間・幣殿
(撮影:2006-9)