番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
03 旧弘道館至善堂 | 天保12年 (1841) |
十二畳半(床、棚付)、十畳、十七畳半、十二畳半、十畳、畳廊下、入側、縁より成る、西面及び北面寄棟造、桟瓦葺 |
特徴等 |
弘道館は、第9代藩主水戸斉昭(なりあき)により天保12年(1841年)に創設された水戸藩の藩校である。その主義・精神は日本古来の倫理道を基本とし、これに儒教の道徳を採り入れたもので水戸学と称せられた。約5万4千坪の敷地内に正庁をはじめ、文館・武館・医学館・寄宿寮等が設けられていたが、維新後、建物の焼失や敷地の縮少があり、現在は約1万坪の敷地になっている。国の特別史跡に指定され、また創立当時の遺構である正門、正庁及び至善堂が重要文化財に指定されている。 至善堂は西面及び北面寄棟造、桟瓦葺の大規模な書院造建築で、藩主の坐所であった。5室と入側等から成り、正庁と廊下で繋がっている。第15代将軍徳川慶喜(よしのぶ)は大政奉還後、一時ここに謹慎した。 参考資料:現地の説明板(茨城県)/弘道館案内リーフレット/国指定文化財等DB(文化庁) 2006-10-4 |
茨城県の重要文化財建造物 2017-12-14 現在 |