番号-名称 年 代   構造等
274 小田部鋳造門 明治期(1868-1911) 木造薬医門、間口3.0m
特徴等
小田部鋳造は,真壁町の中心部の南方、かつての田村字鍋屋前にある。小田部家は河内国(現 大阪府)の出身で、真壁で鋳物師を始めたのは中世初期と伝えられる。代々庄右衛門を襲名し、梵鐘や半鐘、天水鉢などの伝統的な工法による製造は、関東地方では今や同家が唯一である。
門は、敷地の西側を通る道路が屈曲する地点に建つ1間1戸薬医門である。現在は工場と倉庫に挟まれた位置に在り、主屋の土間部に通じる。間口約3mの南北棟で、正面右手斜め前方に板塀、左手に通用口を開けた屋根付石塀を従える。鋳造所の格式がうかがわれる遺構である。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/いばらきの文化財(茨城県教育委員会HP)
2005-9-24
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小田部鋳造門 (撮影:2003-11)
       
       
       
       
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    茨城県の登録文化財建造物      2018-12-28 現在
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