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    茨城県の登録文化財建造物      2018-12-28 現在
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番号-名称 年 代   構造等
200 谷口家住宅
石蔵
大正(1912-1925)初期
大正後期増築
石造一部煉瓦造平屋建、瓦葺、建築面積72㎡
谷口家住宅石蔵 (撮影:2007-3) 谷口家住宅石蔵 (撮影:2007-3)
特徴等
谷口家は江戸時代から続く真壁町屈指の旧家であり、江戸末期には絞油業・醤油製造業を生業としていたが、明治期には製糸業を営み、蒸気を利用した機械製糸所を設立するなど、県内有数の製糸所として発展し、近年までの生繭の販売を行っていた。住宅は真壁町の中心部の北部・桜井地区に所在し、伝統的な町屋建築の典型としてこの地区の歴史的景観を形成している。
石蔵は、店舗の通りを隔てた向かいの敷地に位置する石造(一部煉瓦造)平屋建、瓦葺の蔵である。桁行6間・梁間3間、寄棟造、石造の南北棟で、西面に煉瓦造の旧繭乾燥室を添わす。石蔵の石材は花崗岩で、一つ一つの石に面を取り、軒蛇腹や胴蛇腹に刳型を施すなど精緻なつくりになる。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/いぎらきの文化財(茨城県教育委員会)
2019-5-21
谷口家住宅石蔵 (撮影:2003-11)
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