谷口家住宅穀穀

特徴等

谷口家は江戸時代から続く真壁町屈指の旧家であり、江戸末期には絞油業・醤油製造業を生業としていたが、明治期には製糸業を営み、蒸気を利用した機械製糸所を設立するなど、県内有数の製糸所として発展し、近年までの生繭の販売を行っていた。住宅は真壁町の中心部の北部・桜井地区に所在し、伝統的な町屋建築の典型としてこの地区の歴史的景観を形成している。
穀蔵は桁行6間・梁間3間、切妻造、桟瓦葺のたちの高い平屋建土蔵で、奥蔵の東方に位置し、南北棟で建っている。通り側の東面北寄りに奥行1間の下屋を架け、観音開きの防火戸を吊りこんだ戸口を設ける。窓は南北妻面の高い位置に開けられ、ともに観音開きの防火扉を吊る。
参考資料：国指定文化財等DB(文化庁)／いぎらきの文化財(茨城県教育委員会)
2019-5-21

番号-名称		年代	構造等
198 谷口家住宅穀蔵		明治(1868 －191I)初期	土蔵造平屋建、瓦葺、建築面積66㎡


谷口家住宅穀蔵 (撮影：2007-3)	谷口家住宅穀蔵 (撮影：2007-3)

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