特徴等
谷口家は江戸時代から続く真壁町屈指の旧家であり、江戸末期には絞油業・醤油製造業を生業としていたが、明治期には製糸業を営み、蒸気を利用した機械製糸所を設立するなど、県内有数の製糸所として発展し、近年までの生繭の販売を行っていた。住宅は真壁町の中心部の北部・桜井地区に所在し、伝統的な町屋建築の典型としてこの地区の歴史的景観を形成している。
門は桁行1間・梁間1間の薬医門で、親柱の内側に内開き板戸をつけ、両側に通用門を設ける。店舗と南袖蔵を繋ぐ位置に建ち,建設年代は南袖蔵と同じ頃とみられる。切妻造・桟瓦葺の大屋根は棟積や降棟を凝った意匠として、屋敷の正門に相応しい格式をみせている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/いぎらきの文化財(茨城県教育委員会)
2005-9-24
谷口家住宅門 (撮影:2003-11) 谷口家住宅門 (撮影:2003-11)
       
       
       
       
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    茨城県の登録文化財建造物      2018-12-28 現在
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番号-名称 年 代   構造等
195 谷口家住宅門 明治(1868
-191I)末期
薬医門、瓦葺、間口2.7m