特徴等
当研究所は、明治時代の美術界の指導者で近代日本を代表する思想家・岡倉天心の旧居を引き継いで設置された茨城大学の研究機関で、日本の近代美術や内外の文化・歴史研究を目的としている。茨城県北部の景勝地・五浦海岸沿いに位置し、天心旧居(研究室)、長屋門(管理舎・陳列館)の2棟が登録文化財になっている。海岸線に突出した岩盤上に建つ六角堂は、2011年の東日本大震災の大津波による流出後、再建されたものである。
長屋門(管理舎・陳列館)は屋敷地西側の道路に西面して建つ桁行16.4mの細長い建物で、屋根は入母屋造、杉皮葺である。平面は北側を折り曲げたL字型で、中央北寄を門口とする。旧居同様に古材を使い、外壁には簓子下見板張を多用するなど、伝統的な形式を数寄屋風意匠でまとめられている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/城大学五浦美術文化研究所HP
2019-5-20
茨城大学五浦美術文化研究所
長屋門 (撮影:2006-10)
茨城大学五浦美術文化研究所
長屋門 (撮影:2006-10)
       
       
       
       
リストに戻る
    茨城県の登録文化財建造物      2018-12-28 現在
リストに戻る
茨城大学五浦美術文化研究所
長屋門 (撮影:2006-10)
h:      
     
       
       
番号-名称 年 代   構造等
175 茨城大学五浦美術文化研究所
長屋門(管理舎・陳列館)
明治38年(1905) 木造平屋建、杉皮葺、建築面積59㎡