特徴等
当研究所は、明治時代の美術界の指導者で近代日本を代表する思想家・岡倉天心の旧居を引き継いで設置された茨城大学の研究機関で、日本の近代美術や内外の文化・歴史研究を目的としている。茨城県北部の景勝地・五浦海岸沿いに位置し、天心旧居(研究室)、長屋門(管理舎・陳列館)の2棟が登録文化財になっている。海岸線に突出した岩盤上に建つ六角堂は、2011年の東日本大震災の大津波による流出後、再建されたものである。
岡倉天心旧居(研究室)はほぼ東向きの木造平屋建で、緩勾配の屋根は木羽葺であった。中心部は客間や居間からなり、北に玄関、北西に勝手を配し、当初は南西に奥の間があった。設計は岡倉天心自身で、棟梁は地元の小倉源蔵。古材を用いた瀟洒な数寄屋風建築である。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/城大学五浦美術文化研究所HP
2019-5-20
茨城大学五浦美術文化研究所
岡倉天心旧居 (撮影:2006-10)
茨城大学五浦美術文化研究所
岡倉天心旧居 (撮影:2006-10)
       
       
       
       
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岡倉天心旧居 (撮影:2006-10)
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番号-名称 年 代   構造等
174 茨城大学五浦美術文化研究所
岡倉天心旧居(研究室)
明治38年(1905) 木造平屋建、スレート葺、建築面積159㎡