特徴等 |
小見家住宅(水村園)は、江戸末期の安政4年(1857)創業という老舗茶舗で、本町(もとまち)2丁目の信号のすぐ西側に、通りに南面して建っている。高崎城下町時代の町割である間口9.6m、奥行46mの南北に細長い敷地に高密度の土蔵群が建ち並び、老舗商家の屋敷構えを今に伝えている。この屋敷内の湯殿はフランス積み、レンガ蔵はイギリス積みによっており、当家の中庭から見える隣家の煉瓦塀がドイツ積みであるので、ここで3種類の煉瓦の積み方が見られる、とはご当主の弁である。 新蔵は、味噌蔵の北方に位置する桁行3間半・梁行2間規模、南北棟、切妻造、桟瓦葺、平入の2階建土蔵である。棟高は一番高く、東面に観音扉を付ける。内部は南妻面に階段を取付け、2階の西と北の2面に造りつけの茶箱を配する。茶舗の歴史を物語る土蔵として貴重。 参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/本町今昔物語(本町今昔フェスティバル実行委員会) 2006-12-9 |
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番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
248 小見家住宅(水村園) 新蔵 |
明治20年 (1887) |
土蔵造2階建、瓦葺、建築面積23㎡ |
群馬県の登録文化財建造物 2018-12-28 現在 |