特徴等 |
豊田屋旅館は高崎駅西口の駅前通りに北面して建つ老舗旅館で、明治の初め現在地の東に飯屋を開業したのが始まりという。平成14年(2002)、区画整理事業を機に曳家移転・改築し、現在は旅館及び割烹料理店として営業している。 本館は昭和7年(1932)の建築になる木造2階建、入母屋造、桟瓦葺、妻入りの和風建築で、1階正面には庇を付け、中央玄関の上部を軒唐破風とする。客室5室を取る2階は,中廊下や周囲に廊下を配し各室の独立性を確保し旅館らしい平面とする。高崎駅前にはかって多くの旅館が軒を連ねていたというが、再開発が進み近代的なビルに建て替わっていくなかで、豊田旅館は往時のたたずまいを今に伝える貴重な旅館建築である。 参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/高崎市HP 2006-12-8 |
番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
244 豊田屋旅館本館 | 昭和7年 (1932) |
木造2階建、瓦葺、建築面積120㎡ |
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群馬県の登録文化財建造物 2018-12-28 現在 |