特徴等
桐生市の水道事業は、昭和7年(1932)に全国で138番目に給水を開始した。渡良瀬川左岸の元宿浄水場で地下水を取水して濾過・処理した後、通称水道山の2つの配水池に送水し、ここから市内に配水された。ここ元宿浄水場では敷設当初の建造物5件(水道資料館、喞筒室、急速濾過場、調整池、接合井)が登録文化財として登録され、桐生の市民生活の近代化への歩みを今に伝えている。
接合井は集水埋管より流入する原水を集めるとともに、低揚ポンプ吸水井を兼ねた設備で、喞筒室の南に隣接して設けられている。内径3.5m、深さ11.1mの大規模な井戸で、地上に円形の低い壁を立ち上げ、壁の仕上げを石造風の目地をつけたモルタル塗りとする。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/まなびねっとぐんま(群馬県生涯学習センターHP)/桐生市HP
2006-12-5
元宿浄水場接合井 (撮影:2006-11)
番号-名称 年 代   構造等
105 元宿浄水場
接合井
昭和7年
(1932)
鉄筋コンクリート造、外径3.9m
元宿浄水場接合井 (撮影:2006-11) 元宿浄水場接合井 (撮影:2006-11)
       
       
       
       
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    群馬県の登録文化財建造物      2018-12-28 現在
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