特徴等
茂原家(しげはらけ)住宅は、織田氏2万石の城下町・小幡宿から約1kmほど南方に所在している。南面して建つ主屋の前庭を囲んで、東側に米蔵、西側に隠居蔵と西蔵がコの字形に配されている。建物はいずれも江戸時代の建築になるもので、江戸後期に築かれた敷地南側の庭園とともに、往時の農家のたたずまいを今に伝える。
隠居蔵は主屋の南西側に接して建つ3階建土蔵で、他の土蔵と異なり置屋根形式としていない。庭側に面する妻には下屋庇をかけ、2階に観音開き、3階に片開きの窓を設ける。内部は1階を居室、2・3階を質倉として使われた。敷地内建物の中でも特に重厚な外観を持つ土蔵である。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/甘楽町HP
2006-11-23
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    群馬県の登録文化財建造物      2018-12-28 現在
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番号-名称 年 代   構造等
080 茂原家住宅
隠居蔵
江戸末期
(1830-1867)
土蔵造3階建、瓦葺、建築面積35㎡
茂原家住宅隠居蔵 (撮影:2006-11) 茂原家住宅隠居蔵 (撮影:2006-11)