特徴等

茂原家(しげはらけ)住宅は、織田氏2万石の城下町・小幡宿から約1kmほど南方に所在している。南面して建つ主屋の前庭を囲んで、東側に米蔵、西側に隠居蔵と西蔵がコの字形に配されている。建物はいずれも江戸時代の建築になるもので、江戸後期に築かれた敷地南側の庭園とともに、往時の農家のたたずまいを今に伝える。 主屋は木造2階建、切妻造、桟瓦葺(もと板葺)、平入で、1階は住居とし、2階は養蚕のために用いられた。住居は、現在は田の字型を基本とするが、当初は三間取広間型平面であったと考えられている。養蚕を行う農家主屋の好例であると同時に、平面形態の変遷を示す点でも特徴がある。 参考資料：国指定文化財等DB(文化庁)／甘楽町HP 2006-11-23

茂原家住宅主屋 (撮影：2006-11)

群馬県の登録文化財建造物　　　　　　2018-12-28 現在

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番号-名称		年 代	構造等
079 茂原家住宅主屋		江戸中期 (1661-1750)	木造2階建、瓦葺、建築面積207㎡

茂原家住宅主屋 (撮影：2006-11)	茂原家住宅主屋 (撮影：2006-11)