リストに戻る
    群馬県の登録文化財建造物      2018-12-28 現在
リストに戻る
特徴等
小茂田(こもだ)家は、県南部、利根川の左岸近くに位置する養蚕農家である。伊勢崎市は群馬県でも有数の蚕種生産地帯であったが、小茂田家はこの地区の蚕種生産を主導してきた家柄である。敷地内には、主屋を中心として蚕室、蔵、物置、井戸屋などが周辺に配され、日本の近代化を支えた養蚕農家の屋敷構えを今に伝えている。
蚕室は大正6年(1917)の建築で、門を入った右側に位置している。木造2階建、桁行10間・梁間2間半、切妻造、桟瓦葺の長大な建物で、正面に1間半幅の下屋を差し掛ける。南側は半地下状とし、蚕種貯蔵用の室となっている。蚕種・養蚕農家の発展過程を物語る遺構のひとつである。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/文化財一斉公開時説明資料(伊勢崎市教育委員会文化財保護課・日本工業大学くろつ研究室)
2005-11-17
h:      
     
       
       
小茂田家住宅蚕室 (撮影:2005-11) 小茂田家住宅蚕室 (撮影:2005-11)
番号-名称 年 代   構造等
062 小茂田家住宅
蚕室
大正6年
(1917)
木造2階建、瓦葺、建築面積141㎡
小茂田家住宅蚕室 (撮影:2005-11)