特徴等 |
この倉庫は大正2年(1913)の建造で、当初は安田銀行が担保物件としての繭や生糸を保管するため使用していた。2棟建っていたが、太平洋戦争で1棟が消失した。その後、富士銀行の所有を経て、現在は協同組合前橋商品市場が多用途の倉庫として使用している。構造は煉瓦造2階建、切妻造、桟瓦葺、規模は桁行30間、梁間6間という長大な建物で、改造はほとんどない。戦前、前橋市には幾つものレンガ倉庫が残っていたが、昭和20年(1945)の空襲で多くが焼け落ちた。この倉庫は戦災による破壊を免れた一つで、糸の町前橋の歴史を今に伝えている。 参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/まなびネットぐんま(群馬県生涯学習センター) 2005-10-31 |
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旧安田銀行担保倉庫 (撮影:2005-10) |
群馬県の登録文化財建造物 2018-12-28 現在 |
番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
004 旧安田銀行担保倉庫 (協同組合前橋商品市場倉庫) |
大正2年 (1913) |
煉瓦造2階建、瓦葺、建築面積693㎡ |
旧安田銀行担保倉庫 (撮影:2005-10) |
旧安田銀行担保倉庫 (撮影:2005-10) |