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    福島県の重要文化財建造物      2017-12-18 現在
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特徴等
勝福寺は会津三十三観音第六番札所として知られるが、寺の創立・沿革は明らかでない。観音堂は、都の貴族の娘で松島に詣でる途中この地で亡くなった「勝(すぐれ)の前」の冥福を祈って建てられたと伝わるが、享禄2年(1529)に焼失し、現在のお堂は永禄元年(1558)に再建されたものである。桁行4間、梁間3間、寄棟造、茅葺で、建築様式は唐様の要素も見られるが、和様の要素が多い。縦長の内陣など独特の平面を持ち、中世末のこの地方の建築界の多様性を示している。
参考資料:現地の説明板(喜多方市教育委員会)/国指定文化財等DB(文化庁)/ 福島教育情報データベース(福島県教育委員会)

2006-3-11
勝福寺観音堂 (撮影:2006-3)
勝福寺観音堂 (撮影:2006-3) 勝福寺観音堂 (撮影:2006-3)
     
     
       
       
番号・名称 年 代   構造等
24 勝福寺
観音堂
永禄元年
(1558)
桁行四間、梁間三間、一重、寄棟造、妻入、茅葺