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    福島県の登録文化財建造物     2018-12-28 現在
特徴等
向瀧は、会津若松市の南西、東山温泉街のなかを流れる湯川沿いに所在している。明治6年(1873)に、藩政時代の会津藩士の保養所「きつね湯」を引継いで営業が始められた老舗旅館で、明治30年代から昭和初期にかけて増改築が重ねられ、昭和10年(1935)頃に現在の姿が完成した。
客室棟(花月の間、梅の間他)は明治30年代(1897-1906)の建造になるもので、東京から棟梁を呼んで造ったと伝わる。書院造風の意匠をもつ客室には、地元の職人矢仲喜代八が作った建具が残る。内部は改装があるが、廊下部分は当時のままである。玄関棟とともに、川沿いの敷地北面の景観を形成する。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/文化財記念誌・旅館建築探見(向瀧)

2006-3-15
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向瀧客室棟(花月の間、梅の間他)
(撮影:2006-3)
向瀧客室棟(花月の間、梅の間他)
(撮影:2006-3)
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向瀧客室棟(花月の間、梅の間他)
(撮影:2006-3)
番号-名称 年 代   構造等
073 向瀧客室棟
(花月の間、梅の間他)
明治30年代
(1897-1906)
木造2階建、瓦葺、建築面積248㎡