特徴等
なかむらや旅館は、明治中期に、土湯村で旅籠を営んでいた阿部與右衛門が当時の花菱屋(現在の花水館の前身)を買受けて営業を始めた旅館で、飯坂温泉の共同湯「鯖湖湯」(さばこゆ)の斜め前に位置している。
新館は、明治29年(1896)頃建造されたもので、本館の北に東西棟として建っている。本館と同じく、土蔵造3階建、白壁一部海鼠壁、赤瓦葺であるが、全階平面が同大で、2・3階が高く開放的な点で対照をなしている。総欅造のしっかりした建物で、吊り階段、書院造りの床の間、欄間、そして便所などにもすぐれた意匠の内装が施されている。西側には本館と同じ頃の土蔵が附属する。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/なかむらや旅館HP
2006-3-8
なかむらや旅館新館
(撮影:2006-3)
なかむらや旅館新館
(撮影:2006-3)
       
       
       
       
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    福島県の登録文化財建造物      2018-12-28 現在
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なかむらや旅館新館
(撮影:2006-3)
番号-名称 年 代   構造等
003 なかむらや旅館新館 明治29年
(1896)頃
土蔵造3階建一部平屋建、瓦葺、建築面積78㎡