福井県の重要文化財建造物 2017-12-12 現在 |
番 号 | 名 称 | 年 代 | 構造等 |
007 | 大滝神社 本殿及び拝殿 |
天保14年 (1843) |
本殿:桁行正面一間、背面三間、梁間四間、一重、流造、正面小屋根、入母屋造、妻入、向拝軒唐破風付、檜皮葺 |
特徴等 |
養老3年(719)、泰澄大師はこの地に神仏習合の社を創建、大滝児権現と称して大瀧寺を建立した。その後時代の移り変わりの中で盛衰はあったが、歴代領主の保護を受けて復興され、社殿の造営、改修が行われた。大瀧神社は、この大滝児権現が明治政府の神仏分離令により仏式が廃され、大瀧神社と改称されたものという。 重要文化財に指定されている本殿及び拝殿は、江戸末期、天保14年(1843)に再建されたもので、一間社流造の本殿とその前面の入母屋造妻入の拝殿を連結させた全檜皮葺の複合社殿である。本殿の屋根に設けられた小屋根や軒唐破風の向拝、入母屋造の拝殿の妻や軒唐破風の向拝が上から下へ階層的に連なる姿は、鳥が舞い降りてくる姿のようにも見える。 参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/越前市観光サイト(越前市観光協会) 2018-6-4 |