番号・名称 年 代   構造等
69 福住旅館
金泉樓
明治10年
(1877)
木造、建築面積109.1㎡、三階建、桟瓦葺
70 福住旅館
萬翠樓
明治11年
1878)
木造、建築面積105.8㎡、三階建、桟瓦葺
福住旅館萬翠樓
(撮影:2006-4)
       
       
       
       
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特徴等
福住旅館は寛永2年(1625)創業の老舗旅館で、箱根湯本早川沿いに位置している。金泉楼及び萬翆楼は、明治初期の擬洋風建築で、現役の旅館として全国で始めて国の重要文化財に指定された。構造はともに1・2階を木骨石造、3階を漆喰塗仕上の土蔵造とし、寄棟造、桟瓦葺の屋根を載せる。両棟間の中央に玄関を設ける建築構成や、3階をひとまわり小さく造る階層構成に特徴があり、内部意匠は各室とも想を凝らし、奇巧性に富んだ意匠や仕掛けが随所に見られる。いずれも明治初期の木骨石造建築の技法を今に伝える重要な遺構とされる。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/萬翆楼福住案内リーフレット

2006-4-12
福住旅館金泉樓・萬翠樓
(撮影:2007-3)
福住旅館金泉樓
(撮影:2007-3)
    神奈川県の重要文化財建造物      2018-1-24 現在