番号・名称 年 代   構造等
26 円覚寺舎利殿
(国宝)
室町中期
(1393-1466)
桁行三間、梁間三間、一重もこし付、入母屋造、こけら葺
     
       
       
       
特徴等
円覚寺は、JR北鎌倉駅のすぐ東側に位置する臨済宗寺院で、弘安5年(1282)、執権北条時宗がモンゴル襲来の際の敵味方供養のために、宋より渡来の無学祖元(むがくそげん)を開山として創建した寺院である。
舎利殿は、室町末期の永禄6年(1563)の円覚寺大火の後、鎌倉尼五山の太平寺仏殿を正続院の昭堂として移建したもので、源実朝が宋から請来した仏舎利を奉安している。主屋の詰組の三手先組物,扇垂木の軒など最も純粋な中世禅宗様の建築様式になり、国宝に指定されている。形式や細部は応永14年(1407)建立の正福寺地蔵堂(東京都東村山市)と酷似しており、室町前期の建造と推定されている。
参考資料:現地の説明板(円覚寺)/国指定文化財等DB(文化庁)
2006-2-2

手前は正続院の唐門

手前は正続院の唐門
円覚寺舎利殿 (撮影:2006-1) 円覚寺舎利殿 (撮影:2006-1
       
       
       
       
リストに戻る
リストに戻る
    神奈川県の重要文化財建造物      2018-1-24 現在