特徴等
白雲洞茶苑は、大正初期に旧三井物産の初代社長・益田孝(鈍翁)によって建設された茶室で、大正11年(1922)に原富太郎(三渓)、昭和15年(1940)に松永安左ヱ門(耳庵)に引継がれた。その後、箱根登山鉄道に移譲され現在に至っている。白雲洞茶苑は寄付を含めて4棟の席と付属の岩風呂からなり、それぞれが登録文化財として登録されている。
白雲洞は、益田孝が営んだ山荘の茶室の一つで、寄棟造、茅葺、田舎屋風の外観を呈している。6畳に手前座を付した主室、4畳の次の間、水屋などからなり、室には囲炉裏を切る異例の構えとする。室内では古材を数多く用い、内外とも野趣あふれた独特の意匠となる。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/白雲洞茶苑案内リーフレット
2006-4-5
白雲洞茶苑白雲洞
(撮影:2006-3)
白雲洞茶苑白雲洞
(撮影:2006-3)
番号-名称 年 代   構造等
174 白雲洞茶苑
白雲洞
大正5年
(1916)頃
木造平屋建、茅葺、建築面積33㎡
白雲洞茶苑白雲洞
(撮影:2006-3)
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    神奈川県の登録文化財建造物      2018-12-27 現在