特徴等
金沢城跡は金沢市東部、小立野台地の先端部に立地する近世の平山城跡である。天正8年(1580)、柴田勝家(越前国主)が、それまで当地にあった一向一揆の尾山御坊(金沢御堂)を攻略し、佐久間盛政が初めて金沢城主となり城郭整備に着手した。賤ヶ岳の合戦後、前田利家が金沢城主となり、3代藩主利常による寛永8年(1631)の大火後の造営で現在の城の縄張りが定まり、約300年間にわたって百万石を領した前田家歴代の居城となった。現存する石川門、土蔵及び三十間長屋が重要文化財に指定されており、城跡は公園として一般に開放されている。
三十間長屋は長さ26間半、2重2階の土蔵で、本丸附段に建っている。石垣の上に建ち、外壁は白壁、腰に海鼠瓦を貼った白壁とする。食器類や後には武器・弾薬を貯蔵したといわれる長大な建物である。
参考資料:現地の説明板/国指定文化財等DB(文化庁)/石川県HP
2009-6-6
番号・名称 年 代   構造等
010 金沢城三十間長屋 万延元年(1860) 二重二階多聞櫓、南面入母屋造、北面切妻造、鉛瓦葺
金沢城三十間長屋 (撮影:2009-5)
       
       
       
       
       
       
       
       
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    石川県の重要文化財建造物              2018-1-26 現在
金沢城三十間長屋 (撮影:2009-5) 金沢城三十間長屋 (撮影:2009-5)