特徴等

阿蘇神社は古来肥後一の宮として崇敬をあつめてきた古社で、全国に約450社ある阿蘇神社の総本社である。社殿群は天保6年(1835)から嘉永3年(1850)にかけて、熊本藩の寄進によって再建されたもので、神殿3棟と楼門、還御門及び神幸門の6棟が重要文化財に指定され、他の社殿と一体となって古社に相応しい落ち着いて品位のある社頭景観を形成している。
楼門は、境内の東側を南北にのびる横参道に東面して開かれており、高さ約18米と二重門として九州最大の規模を誇る。仏教的な要素を取り入れた二層楼山門式という神社として珍しい建築様式である。平成28年(2016)の熊本地震により倒壊し、復旧工事が進められている。掲載した写真は、地震発生の3年半ほど前に参拝した時に撮ったものである。

参考資料:現地の説明板/阿蘇神社HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2018-5-25

阿蘇神社楼門 (撮影:2012-11) 阿蘇神社楼門 (撮影:2012-11)
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番号・名称 年 代   構造等
20 阿蘇神社楼門 嘉永2年
(1849)
三間一戸二階二重門、入母屋造、一階正面軒唐破風付、銅板葺
阿蘇神社楼門 (撮影:2012-11) 阿蘇神社楼門 (撮影:2012-11)
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    熊本県の重要文化財建造物         2018-2-1 現在