滋賀県の重要文化財建造物    2018-2-9 現在
番号・名称 年 代    構造等
194 大通寺
本堂
明暦3年
(1657)
桁行正面五間、背面九間、梁間八間、一重、入母屋造、向拝一間、背面一間通り庇附属、本瓦葺
大通寺本堂 (撮影:2007-2) 大通寺本堂 (撮影:2007-2)
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特徴等
大通寺は真宗大谷派(東本願寺)の別院で、本願寺12世の教如上人が、湖北門徒に仏法を説き広めるための道場を旧長浜城内に開いたのに始まる寺院である。
本堂は、桁行正面五間・背面九間、梁間八間、入母屋造で、百三十九畳敷きの広い外陣の正面に吹放しの入側及び縁を廻らして参詣者の場とし、奥には内陣を上段にかまえ、中央広間の左右余間及び飛檐の間を配する大規模なお堂である。寺伝によれば、もとは伏見城の殿舎で、京都の東本願寺に移築して御影堂にしていたものを承応年間(1652-1654)にこの大通寺に移して本堂にしたと伝えられており、高欄擬宝珠に明暦3年(1657)刻銘があることから、この年に縁まで完成したものと考えられている。
参考資料:現地の説明板(大通寺及び長浜市教育委員会)/国指定文化財等DB(文化庁)
2008-10-14