番号・名称 年 代   構造等
081 石山寺
三十八所権現社本殿
慶長7年(1602) 一間社流造、檜皮葺
    滋賀県の重要文化財建造物    2018-2-9 現在
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特徴等
石山寺は、縁起によれば、天平19年(747)聖武天皇の勅願で良弁僧正が創建したとつたわり、奈良時代から観音の聖地として広く信仰をあつめてきた古刹である.琵琶湖から流れ出る瀬田川の右岸に位置し、紫式部が源氏物語の構想を練った寺院としても知られている。
三十八所権現社本殿は、淀殿による慶長気の境内復興の際に建造された石山寺の鎮守社で、本堂の東方に建っている。一間社流造、檜皮葺、三方に刎高欄付の榑縁を廻らし、正面に木階七級と浜床を張る。同時期に拝殿として建てられた蓮如堂とともに、寺院における鎮守社の構成を今に伝える遺構である。
参考資料:現地の説明板(大津市教育委員会)/国指定文化財等DB(文化庁)
2009-5-23
石山寺三十八所権現社本殿
(撮影:2009-5)
石山寺三十八所権現社本殿
(撮影:2009-5)