番号・名称 年 代   構造等
080 石山寺
宝篋印塔
室町前期
(1333-1392)
石造宝篋印塔
    滋賀県の重要文化財建造物     2018-2-9 現在
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特徴等
石山寺は、縁起によれば、天平19年(747)聖武天皇の勅願で良弁僧正が創建したとつたわり、奈良時代から観音の聖地として広く信仰をあつめてきた古刹である.琵琶湖から流れ出る瀬田川の右岸に位置し、紫式部が源氏物語の構想を練った寺院としても知られている。
宝篋印塔は境内にいくつかあるが、重要文化財に指定されているのは多宝塔の西にある、源頼朝と亀ヶ谷禅尼の供養塔といわれている二基のうちの後者(向かって左側)である。上から相輪、笠、塔身、基礎から成り、笠の四隅に花弁型隅飾をもち、その上下が段型になっている。室町前期のものと推定されており、宝篋印塔の一典型を示している。
参考資料:現地の説明板(大津市教育委員会)/国指定文化財等DB(文化庁)
2009-5-23
石山寺宝篋印塔 (撮影:2009-5) 石山寺宝篋印塔 (撮影:2009-5)