特徴等
園城寺 (おんじょうじ) は壬申の乱に敗れた大友皇子の皇子大友与多王が父の霊を弔うために創建したことに始まると伝えられ、その後智証大師円珍(ちしょうだいしえんちん)により中興されたという古刹で、三井寺の名で広く知られている。
唐院は園城寺 (三井寺) を中興した智証大師円珍が入唐して請来した経巻・法具類を納め、伝法潅頂の道場としたことに始まり、円珍の廟所にもなっている一郭で、広大な境内の中央やや西寄りに所在している。唐院潅頂堂(かんちょうどう)は四脚門を入った正面に建つ入母屋造、桧皮葺の素朴なお堂で、内部は前室と後室に分けられている。伝法潅頂が行われる場であり、大師堂の礼拝堂としての役割も備えている。左(南)側に建つ長日護摩堂と廊下で繋がっている。
参考資料:三井寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2009-5-26
    滋賀県の重要文化財建造物   2018-2-9 現在
園城寺唐院灌頂堂 (撮影:2009-5) 園城寺唐院灌頂堂 (撮影:2009-5)
       
       
       
       
番号・名称 年 代   構造等
010 園城寺
唐院潅頂堂
慶長3年
(1598)
桁行五間、梁間五間、一重、入母屋造、檜皮葺
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