特徴等 |
西教寺は全国に4百余の末寺を有する天台真盛宗(しんせいしゅう)の総本山で、湖西坂本の地に位置している。本堂と客殿が重要文化財に指定されているほか、広大な境内各所に配された19件の建造物が登録文化財になっており、総本山の伽藍のたたずまいを今に伝えている。 内司課客殿は書院の北側に配されている管長のための諸施設の一つで、管長の執務室になっている。書院の北東に位置する寄棟造、桟瓦葺の南北棟で、軒を疎垂木、木舞打とし、側桁は舟肘木で受ける。内部は天井がやや高い床付の8畳間と6畳間からなるが、猿頬面取の竿縁天井など、細部には繊細な造形がみられる。 参考資料:国指定文化財等DB(文化庁) 2009-10-18 |
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滋賀県の登録文化財建造物 2018-12-26 現在 |
番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
065 西教寺 内司課客殿 |
昭和5年 (1930)頃 |
木造平屋建、瓦葺、建築面積72㎡ |