特徴等
中村家は地頭 (本土の庄屋にあたる役職) を務めた家柄といわれ、この住宅は18世紀中頃に建てられたと伝えられている。屋敷は南向きの緩い傾斜地を切り開いて建てられており、東、南、西を琉球石灰岩の石垣で囲い、その内側に防風林の役目を果たしている福木を植え、台風に備え ている。建物は全て寄棟造の本瓦葺きである。主屋のほか、あさぎ、籾倉、前の屋及びふーるが重要文化財に指定されており、沖縄の上層農民の住居の姿を今に伝えている。
前の屋 (メーヌヤー) は桁行10.4m・梁間5.9m、寄棟造、本瓦葺、2階建の建物で、1階で羊・牛・馬が飼育され、2階は黒糖の製造に使用する薪置き場であった。
参考資料:中村家HP/国指定文化財等DB(文化庁)/縄観光情報webサイト(沖縄観光コンベンションビューロー)
2005-9-26
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    沖縄県の重要文化財建造物       2017-12-14 現在
番号・名称 年 代   構造等
23 中村家住宅
前の屋
明治
(1868-1911)
桁行10.4m、梁間5.9m、二階建、寄棟造、本瓦葺、主屋取合部を含む
1519年
       
       
       
       
中村家住宅前の屋 (撮影:2005-1) 中村家住宅前の屋 (撮影:2005-1)