特徴等 |
中村家は地頭 (本土の庄屋にあたる役職) を務めた家柄といわれ、この住宅は18世紀中頃に建てられたと伝えられている。屋敷は南向きの緩い傾斜地を切り開いて建てられており、東、南、西を琉球石灰岩の石垣で囲い、その内側に防風林の役目を果たしている福木を植え、台風に備え ている。建物は全て寄棟造の本瓦葺きである。主屋のほか、あさぎ、籾倉、前の屋及びふーるが重要文化財に指定されており、沖縄の上層農民の住居の姿を今に伝えている。 前の屋 (メーヌヤー) は桁行10.4m・梁間5.9m、寄棟造、本瓦葺、2階建の建物で、1階で羊・牛・馬が飼育され、2階は黒糖の製造に使用する薪置き場であった。 参考資料:中村家HP/国指定文化財等DB(文化庁)/縄観光情報webサイト(沖縄観光コンベンションビューロー) |
沖縄県の重要文化財建造物 2017-12-14 現在 |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
23 中村家住宅 前の屋 |
明治 (1868-1911) |
桁行10.4m、梁間5.9m、二階建、寄棟造、本瓦葺、主屋取合部を含む |