沖縄県の重要文化財建造物 2017-12-14 現在 |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
20 中村家住宅 主屋 |
うふや:江戸後期 とんぐわ:明治 |
うふや:桁行10.7m、梁間9.6m、寄棟造、本瓦葺 とんぐわ:桁行8.5m、梁間8.7m、寄棟造、本瓦葺、東面うふやに接続 |
特徴等 |
中村家は地頭 (本土の庄屋にあたる役職) を務めた家柄といわれ、この住宅は18世紀中頃に建てられたと伝えられている。屋敷は南向きの緩い傾斜地を切り開いて建てられており、東、南、西を琉球石灰岩の石垣で囲い、その内側に防風林の役目を果たしている福木を植え、台風に備え ている。建物は全て寄棟造の本瓦葺きである。主屋のほか、あさぎ、籾倉、前の屋及びふーるが重要文化財に指定されており、沖縄の上層農民の住居の姿を今に伝えている。 主屋はうふや (母屋) ととんぐわ (台所) からなり、うふやは客間の1番座、仏間の2番座、居間の3番座などに分かれている。畳間は当時の農民に許された6畳以下の広さで、柱は当時農民 には許されていなかった木材のチャーギ (イヌマキ) 、イーク (モッコク) を使用している。 参考資料:中村家HP/国指定文化財等DB(文化庁)/縄観光情報webサイト(沖縄観光コンベンションビューロー) |