番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
04-08 玉陵墓室・石牆 | 1498年 (室町後期) |
墓室(東室、中室、西室):各石造、切妻造、瓦葺、前壇及び石階附属、塔三基附属、石造 石牆(外周石牆):石造、周囲192.7m、第一門、瘞坎二所を含む 石牆(中央石牆):石造、延長40.8m、中門を含む |
特徴等 |
玉陵 (たまうどぅん) は、1501年、尚真王が父尚円王の遺骨を改葬するために築かれ、 その後、第二尚氏王統 の陵墓となった。墓室は、洗骨前の遺体を安置する中室、王と王妃の遺骨を安置する東室、その他王族の遺骨を安置した西室より構成され、その周囲を石牆で囲む。墓室正面は切石積で、中央に石扉を構える。沖縄における最大規模の墓の遺構で、墓陵は琉球石灰岩の高い石垣で囲まれ、すべての庭には珊瑚砂利が敷きつめられている。全体のつくりは、当時の板葺き屋根の宮殿を表した石造建造物になっている。沖縄戦で大きな被害を受けたが、3年余りの歳月をかけて修復工事が行われ、往時の姿を取り戻して今日に至っている。 参考資料:現地の説明板・琉球文化アーカイブHP(いずれも沖縄県教育委員会)/国指定文化財等DB(文化庁) |
沖縄県の重要文化財建造物 2017-12-14 現在 |