番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
03 旧円覚寺放生橋 |
1498年 (室町後期) |
石造一間桁橋、高欄付、高欄親柱に大明弘治戊午歳春正月吉日建立の刻銘がある |
沖縄県の重要文化財建造物 2017-12-14 現在 |
特徴等 |
円覚寺は1494年(室町時代後期)に創建された沖縄における臨済宗の総本山で、第二尚氏の菩提寺であった。堂宇は鎌倉の円覚寺にならって禅宗七堂伽藍の形式を備えていた。戦前は総門等9件が国宝に指定されていたが、残念なことに沖縄戦でほとんど破壊された。その後、1968年(昭和43年)より復元整備が進められ、総門やその両側の石垣、放生池
(ほうじょうち) などが復元された。池にかかる放生橋 (ほうじょうばし) は1498年建造当時のものであるが、沖縄戦で一部破損したため、1957年(昭和32年)に復旧修理された。勾欄の石材は俗に青石といわれる中国産の輝緑岩である。親柱の柱頭に施されている子づれの獅子の彫刻など、
沖縄の石材彫刻の最高傑作といわれている。 参考資料:現地の説明板・琉球文化アーカイブHP(いずれも沖縄県教育委員会)/国指定文化財等DB(文化庁) |