沖縄県の重要文化財建造物 2017-12-14 現在 |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
02 天女橋 | 1502年 | 切石積アーチ橋 |
特徴等 |
15世紀末に朝鮮王から贈られたお経「方冊蔵経 (ほうさつぞうきょう) 」(高麗版大蔵経) を納めるため、1502年に円鑑池 (えんかんち) の池中に築かれた中之島にお堂が設けられた。そこに至る橋が天女橋
(てんにょばし) で、当初は観蓮橋と呼ばれた。1609年薩摩の琉球入りでお堂は破壊され、方冊蔵経は失われた。1621年に至って新たにお堂を建て、弁財天像を祀り、以後弁才天堂と
呼ばれ、橋も天女橋と呼ばれるようになった。天女橋は中国南部地方に多く見られる駝背橋 (だはいきょう) の特徴をもち、琉球石灰岩による切石積みのアーチ橋である。欄干は細粒砂岩で造られており、見事な蓮の彫刻などが施されている。1945年沖縄戦で弁才天堂は破壊され、天女橋も大破したが、1968年弁財天堂は復元され、翌年天女橋も修復された。 参考資料:現地の説明板(沖縄県・那覇市教育委員会)/首里城HP(首里城公園管理センター)/国指定文化財等DB(文化庁) |